
…もう,6ヶ月も前の話ですが。
今年(2006年)の5月25日で、50年近く続いた広小路通りに面した支店を閉めました。
ティファニーとアルマーニの間の小さなお店でした。
歴史のある板種ビルの一階にあり、
同じく栄3丁目にある本店と比べると、半分ほどの広さのお店でした。
栄(さかえ)という場所は、私が子供時分から
たった30年ほどの間にも、ずいぶんと大きな変貌をしています。
名古屋という街が全国的になり、市内が周辺地域も巻き込んで
どんどん大きくなるにつれて栄の町並みも様変わりしました。
(この写真は、昭和30年代の栄交差点・広小路大津・現在の三越前です。
正面の看板が、今のティファニーですね。)
地下鉄が走り、路面電車が廃止されました。
たくさんの屋台が並ぶ広小路通りの下にも、
巨大な地下街を作り(端から端まで軽く1キロはあります。)。
テレビ塔を中心にした先進的で明るい都市計画。
たくさんの高速度尾路ができて、週末には大勢の人が遠方より押し寄せます。
時代が変わり、今ではプレミアムブランド店が立ち並ぶファッションストリートになりました。
高層ビルのビジネス街である名古屋駅とは対照的に、
栄地区は路地裏まで雰囲気のある、どんどん個性的な街になります。
雀おどりも、もっと良い店になるべく直営一軒でやるための判断でした。
結果的には、予想したより良い流れに行っている実感もあります。
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ただ、最近になってお客様から閉店を残念がるお話も、耳にします。
ありがたいことにお客様は、
昔の話をする際には必ず「思い出」を一緒に話してくださいます。
娘時代の思い出や、OL時代の思い出。
そこには、友達やお父さんや、優しいおばあさんが登場します。
私たちは、そうした歴史にも一緒に幕を下ろしてしまったかと反省しながら、
今後の店の大切な財産として、何より私たち一人づつの人生の
大事な思い出を作っていくためにがんばります。
